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2005/12/27 ニプロン流 品質管理〜その2〜
「ニプロンの鉛フリー対応」
ニプロンは数年前から環境対応活動の一環として鉛フリー生産を強力に進めてきました。第2話ではニプロンの鉛フリー対応のお話しをさせて頂きます。

日本企業は鉛フリーに関しては先進国と言われておりますが、ニプロンにとって鉛フリー対応は生産現場の見直しと改善の良い機会となりました。
ニプロンは今日現在で大部分の製品の鉛フリー化を完了しました。ニプロンでは鉛フリー対応するにあたり、はんだ付け状態のみではなく、生基板の工程から徹底した品質管理を実施しています。品質は対応前の製品と同等以上を確保しています。選択したはんだ組成はSn-3.0Ag-0.5Cuで基板表面最終処理はOSP(水溶性プリフラックス)処理を選択しています。生産時は熱による部品へのストレスとランドの銅食われを最小限にする為、鉛フリーウェーブはんだは1回としています。また、十分考慮した温度プロファイルによりはんだ修正作業率を従来の共晶はんだと同等以上にて生産しています。
ニプロンのキーワードは“シンプル・イズ・ベスト”と“見える管理”です。鉛フリー対応する上で管理項目が増えたのが事実でありますが、ここでいうシンプルは生産工程のシンプル化です。以前の共晶はんだは歴史的な背景からみても非常に歴史が長く、実績も十分と言えるでしょう。しかし鉛フリーに歴史はありません。また、鉛フリーでは従来の考えた方が通用しないのは、工場管理をしている方も同感していただけるのではないでしょうか。
電源基板にはトランスやチョークコイルなど多くの重量部品を使用しています。また近年の大容量化にともない実装密度が高くなってきています。よってはんだ付け技術も高いものが要求されています。先程お話ししましたようにニプロンはウェーブはんだを1回としています。ウェーブはんだ1回で手はんだ工程無しで完成品にする。結果的にニプロンは以前より品質のバラツキを抑えることを実現できました。しかしニプロンでは部材ベンダー管理に最も力を注いでいます。特に生基板のベンダーです。各メーカーの鉛フリー対応においてはんだ付け工程がクローズアップされていますが、使用している部材に着目していないメーカーが多いのではないでしょうか。
これからもニプロンはシンプルと見える管理にて品質確保を目指していきます。

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