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コラム源さんの独り言
電源に関するネタ話 源さんの独り言
2005/09/21 電源開発を語る〜東京技術センター編〜
「だから高効率にこだわります」
源さんイラスト東京技術センター(TTC)は、関東地区の技術の拠点として2001年に設立されたんだ。
その特徴は、まず第一に地の利を生かした技術開発なんです。
大きなマーケットである関東地区のお客様のニーズを汲み取り、製品設計に生かすと共に会社全体に浸透させること。
変化が早いこの業界で、どのように製品に反映するかがテーマなんです。

TTCは設立後一貫して高効率回路開発に取り組んで、3世代目の回路開発に取り組み中なんだ。
なぜ?高効率化かと言うと「護る」という企業理念に基づいて、地球環境を護る電源を創る使命感の顕れなんだ。
効率の悪い電源とは、石油などの燃料の無駄使いをすることで、CO2削減が必要な京都議定書に反することになる。
例えば、500Wの電源を65%効率から80%効率のものに替えただけで、年間478kgもCO2の発生が減らせるんです。
電気代だと、年間約25,000円も削減出来るんです。
この計算は、ホームページのNipron's WORLDから「環境に対する考え方」に入ると計算できるので、皆さんもぜひ活用してみてください。

では、効率についておさらいをしてみよう。
効率とは電源での損失量のことで、簡単な例としては電源内の発熱量のことを言うんだ。
だから高効率化とは、熱くならない電源を開発することなんだ。
さらに効率が高まると廃熱処理が楽になるから、小型化にもつながるし、電源寿命も長くなるので良いこと尽くめなんだ。

効率化のツボは、「半導体スイッチング」の技術にあり、ここで発生する損失をどうやって小さくするかの研究が重要なんです。
世の中にはテスラコンバータなど、新しい回路技術があるけれども、TTCでは「共振」と言う回路技術を使って高効率電源の研究開発に取り組んでいます。



■□ 電気の雑学 □■
近代エレクトロニクス技術の礎を築いた人々。

アンペール Andre Marie Ampere 1775〜1836

フランスの物理学者・数学者である彼は、エルステッドが発見した電流の磁気作用について知ると、
この現象を数学的に説明し、電気力学の研究で重要な業績を残した。
これが、今、尚、有名な「アンペールの右ネジの法則」である。
この理論を元に、近代的な無定位電流計を可能にした無定位針を発明し指針型測定器の源と成った。
電流の単位アンペアは、アンペールの英語読みであり彼の名にちなんでつけられた物である。
現在、世界の単位の基準として利用されているのは国際単位系(SI)であるが、この中で電磁気系の
基本単位は電流(A:アンペア)だけである。

現在のエレクトロニクス技術の驚異的発展を喜ぶと共に
偉大な先駆者たちに、感謝、感謝!!!
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