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製品情報電源事典

電源事典

2-4  PC電源選択のポイント

ここでは、PC電源を選択するにあたって、ポイントとなる項目をいくつか説明します。

■ 出力電流
PC電源は、+3.3V、+5V、-5Vなどといった複数の電圧に変換しますが、各電圧ごとに電流の値が決められています。

  ●定格出力電流
定格出力電流は電源が連続して出力できる電流値で、この電流値を超えて出力することは出来ません。ただし、回路的に複数の出力が影響しあっているような場合では、定格出力電流値以上の値(最大出力電流)が記載されていますが、複数の出力を同時に最大限出すことが出来ないため、例えば+5Vと+12Vの合計容量××W以下や、合計電流××A以下のように記載されることが一般的です。また、電源によっては瞬間的な値(瞬時出力電流)を示しているものもあります。この場合はどの程度の時間、出力が可能か確認する必要があります。

  ●最小出力電流
最小出力電流はその電源を安定した状態にするために、最低限消費しなければならない電流値で、その電流値以下では出力安定化のためのフィードバック回路が正常に働かず、出力が不安定になったり、異常電圧を出力することもあります。

■ MTBF(平均故障間隔)
PC電源もその他の電子機器と同様に寿命があります。個々の商品の寿命を性格に知ることは出来ませんが、同一商品や同一シリーズの商品が、どの程度使用できるかを知る目安となるものがMTBFです。
MTBFはあくまでも特定条件の元で発生する故障確率の逆数取ったものですから、大まかな目安として確認してください。
使用条件にもよりますが、一般的にはMTBFの70%程度の時間で交換を行うなどの規定を設けてメンテナンスを行います。しかし規定時間前に故障することもまったくないわけでもありません。最低限、「ファンは回っているか?」、「温度は上がりすぎていないか?」、「異常な音はしていないか?」などといった内容の定期点検を行うことが重要です。

■ 出力ハーネス
PC電源からマザーボードへ電力を供給するハーネスです。ハーネスが勘合しない場合、出力仕様が満たされていても使用出来ないといった問題が発生します。また動作しても電力をぎりぎりまでしか供給できず安定して動作できない場合があります。

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