![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() |
![]() ![]() |
》 電源事典 》 2章 コンピュータ用電源 2-3 アクティブフィルタを採用することによって ■ ワールドワイドな入力電圧 ![]() 表2.5 各国の電圧 表2.5 からわかるように、諸外国の多くは110V〜125Vか220V〜250Vまでの範囲かに分けることができます。ここで、電圧というのは定格電圧の上下 10%までの誤差は認められていますので、入力電圧が115Vと230Vに対応した電源装置であれば110V〜125Vの範囲と220V〜250Vの範囲 をカバーすることができます。115Vと230Vに切替えられる(写真2.8)電源装置が多く存在しているのはこのためです。国ごとに電源装置を用意すれ ば良いのですが、それではコストがかかってしまうので、多くの電源装置が切替え式となっています。 写真2.8 115V/230V切り替えスイッチ 切替え式の電源装置を日本で使用する場合、スイッチを115Vにして使うわけですが、10%の誤差が認められていますので下限の電圧は115×0.9=103.5V となります。一般には90V程度まで対応した電源が多いですが、日本の定格電圧100Vをカバーしていない電源もあるということです。しかも日本の定格電圧100Vにも上下10%の誤差が認められていますので、下限の電圧は 100×0.9=90V となり、日本で切替え式の電源装置を使用すると、すこしの電圧低下などでもトラブルが起こってしまい、電源装置にとって厳しい状況になることが予想されます。 そこで当社の電源には、入力電圧を一度高い電圧に昇圧するアクティブフィルタを搭載しています。(一部機種を除く) (図2.4) ![]() 図2.4 アクティブフィルタ方式概念図(一次側回路) ア
クティブフィルタを搭載することによって、例えば入力電圧が90Vであっても、240Vであっても、350V近くまで電圧を高めるので常に二次側、つまり
パソコンに供給する電圧を安定させることができます。 ■ 高調波対策 ![]() 図2.5 アクティブフィルタによる高調波電流の抑制 高調波を規制する規格としてはIEC61000-3-2があり、入力電流が16A以下の電子、電気機器に適応されます。また4つのクラスに分けられ下記のように分類されています。 ■ 力率改善 ![]() と表されます。 力率が低いと電源への入力電流が増加し、結果的に配電設備が有効に活用できないという事になります。
|
![]() ![]() |
プライバシーポリシー サイトマップ Copyright (c) 2016 Nipron Corporation. All Rights Reserved. |
![]() |