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》 電源事典 》 2章 コンピュータ用電源 2-2-2 PC(パソコン)電源 ■ 各種電源規格の違い 下記にATX電源の遍歴をまとめました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 大きく異なる点は、Auxパワーコネクタが追加されていることや、ATX12V仕様の、+12Vパワーコネクタがオプションとして提案されていることです。(写真2.6) ![]() 写真2.6 左が6PinのAUXのパワーコネクタ 右が4Pinの+12Vパワーコネクタ Aux パワーコネクタは6Pinのコネクタで+3.3Vと+5Vが出力されています。+3.3V出力が18A以上必要な場合での利用が推奨されています。+ 12Vパワーコネクタは4Pinのコネクタで+12Vが2つ出力されています。CPUやVGAの高性能化により大電流が流れるようになった為、20Pinコネクタから供給するのでは距離的に難しく(電圧降下が起こるため)なり、+12Vパワーコネクタが追加されました。CPUやVGAの近傍に取り付けることにより、銅パターンなどによる電圧降下を抑えようというわけです。ATX2.03対応と表示された電源が発売されていますが、マザーボード側から特別にATX2.03対応の電源を要求されていない限り、既存の20Pinコネクタを有した電源でも使用できるようです。 Auxパワーコネクタと+12VパワーコネクタのPinアサインを表2.3に示します。 ![]() 表2.3 Auxパワーコネクタと+12VパワーコネクタのPinアサイン 出力側の線の色は赤・白・黄色等々と非常にカラフルです。パソコン用の電源には5Vを始め、いくつかの種類の電圧が出力されています。ATX2.01の仕様では、電源入出力の各線の色は表2.4のとおり定められています。 ![]() 表2.4 各出力の配色 ここで定められている線の色はATX 2.01の仕様上の色であって、実際に電源を国内で販売する上では若干の配慮が必要でです。たとえば、Greenに関しては、GreenとWhiteの組み合わせでアース線を意味することから、ミスを避けるためにあえてGreenを使用しないというメーカもあります。また、各社・各製品によって配色が変わる可能性がありますので、個々の製品の仕様(銘板シールなど)を確認する必要があります(写真2.7)。 但し、+5VのRed、+12VのYellow、COMのBlackに関してはほとんどの電源で共通に使用されています。 ![]() 写真2.7 出力と線の色の対応は銘板シールを確認する。 各出力が出力可能な電流容量が明記されているものである。 ■ PC電源の規格のよりどころ
PC電源は他社製のものでも互換性があり、交換が可能です。もちろん、PC電源に接続されるマザーボードも、そのほかの周辺機器も問題なく接続できます。これはPC電源が規格化されているためであり、電源メーカはこの規格に基づいて開発を行っています。この規格は誰もが以下のURLから参照できます(もちろん英語ですが)。なお、ATXだけでなく、micro ATX仕様も参照できますし、マザーボードなど各種PC関係の情報も公開されていますので、ぜひご覧下さい。 http://www.formfactors.org/ http://ssiforum.org/
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