入力切替方式


日本では、家庭で使用される商用電源の電圧はほとんど100Vですが、国によって商用電源の電圧が異なります。

諸外国の多くは100V系(110V〜127V)か、200V系(200V〜250V)に分けることができます。

よって、多くのパソコン電源では、電源本体に切替スイッチがあり、それを切り替えることにより入力電圧を(100V系/200V系)選択する「スイッチ切替方式」を採用しています。

上記の方式に対して「ワールドワイド入力方式」では、切替スイッチが無く、例えば85V〜265Vの全ての入力に対応することができます。

<参考注意>
海外製電源は、115V〜230Vの切替となっているものが多いのですが、これは主として米国を対象とした商品で、115Vが中心電圧になっています。

この場合、電力会社の通常保証する電圧が、中心定格電圧(この場合115V)の±10%であるため、保証下限値は、103.5Vとなり、日本でこの海外製電源を使用する場合は、100V±10%の下限値90Vでの使用は、完全に保証外となり下限値に余裕を持っていないものが大半であるため、動作は不安定になります。

又、出力を大きく定格近く迄取ると破壊する物も多くありますので、ご注意ください。